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2018年 01月 24日
雪をついて徳山へ
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 ハレノヒではないのですが、毎年1月の定期点検は恒例になってなっています。これまでは週末をぬってバタバタと往復していたので今年も同じような気分でした。代わりに沿岸低気圧、降雪などで別の緊張がつきまといました。早朝出発した「のぞみ」は広島で激しい降雪のお出迎えを受け若干の遅れも出始めましたが、徳山では傘も必要なくなっていました。
 引退後のバタバタに紛れてはいたものの、物忘れの酷さはアルツハイマー進行を懸念させ、イエローカードを出されている前立腺問題としのぎを削っている予感はしていました。主訴になったことでMRIには時間がかけられて不安はいっぱいでしたが、結果は後日ということで即ハラキリにはなりませんでした。
 駅前ホテルの空白感にもかかわらず、フグの美味しさは例年通りでした。3人だけの宴席は脳外科の始まりまでさかのぼってお話できました。悔しかったのは歯科の現状との大きな違いで、昨年の血管内手術に加えて、またまた大きな進展が目白押しという状況には羨ましいの一言でした。インプラントからCAD/CAMなどで迷走続きの歯科臨床との違いはどうにもならない違いを感じました。その一端が形状記憶合金を使っての手術のシステムの確立などでした。
 このことは翌日画像を使ってお話いただきました。左下画像などがその一部ですが、火曜会や、臨床歯
科を語る会などでこんなお話をうかがえたらどんなに素晴らしいかとばかり考えていました。この間に行政との葛藤など半端ではなかったようで、1975年から5年間の私の保険医辞退などとは雲泥の差でした。

 慶応から3年間の米国留学を経て徳山に帰り、開業医として初のCT導入にかける並々ならぬ決意を、言葉少なに語っていた若き日々を思い出しました。(今時の歯科用CTなどとは天と地の違いです。)
この後黒川病院のCTは何度かの世代交代の後、数台のディスプレーを駆使しての3次元血管内治療などにも発展したようです。毎度お世話になっている個人病院のペット導入もすっかり安定して、わがスカディスキークラブも大勢お世話になっていますが、院長は東京出張もままならない臨床一筋の日々が生涯続いています。隙間だらけの私のMRI画像もやがて送られてくるでしょうが、これも経過観察です。

by my-pixy | 2018-01-24 11:10


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