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2019年 08月 01日
テレスコープにパラ箔は不可欠
支台装置としてテレスコープを多用するようになった契機を考えると、クラスプから脱皮したつもりの歯冠外アタッチメントのトラブルや、すれ違い咬合に応用した根面アタッチメントなどからの移行が大半だった。当初は歯周疾患への対応に苦慮したが、1970年頃から状況は改善されていった。
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支台歯の軸面を6度前後に設定したのは、ブリッジの支台歯などの実績からであって、設計の必要からのことではない。海外製のミリングマシンも何台か使用したが、それらが設計を左右したことは少ない。回転防止のため軸面0度に設定したりすれば、操作性も着脱も困難になり実用にならなかった。

外冠内に貼付する箔はポーセレン焼成用のた白金箔からの転用だったが、その後、厚さ50ミクロンのパラジューム箔に変更した。上の写真はパラジューム箔打ち抜き用で内冠の大きさにより使い分けている。支台歯の残存条件が悪い場合などは、経過を見ながら追加する箔によって支台歯の負荷をコントロールすることもできるし、磨滅した箔の状態からそれまでの経緯をつぶさに見ることもできる。
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by my-pixy | 2019-08-01 11:56


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