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2019年 09月 17日
二次固定をどうまとめるか
f0103459_114892.jpg5月の基本ゼミで受講生に現在進行中の症例を提示して頂き、それぞれに対する私たちからのコメントをお伝えしました。その後の進捗状態をうかがいながら、具体的な設計寸前の状態でもご相談できればと思っていましたが、どうやらそれにはあまりにも期間が短すぎたようです。

例年でも最終ケースプレが、簡単な歯牙移動や移植が多くなってしまうことから考えても、高齢者を対象にするパーシャル・デンチャーの相互プレゼンテーションを、1年以内にまとめるなど、暴挙に近いものでした。何とかプロビジョナルまでと再考しても、3年ぐらいの期間は必要だったと猛反省し、遅ればせながら看板を掛け替え、参考資料も大幅差し替えています。
f0103459_11193513.jpg4人の演者と症例提供した受講生の立場も考え悪戦苦闘しましたが、二次固定という旗印を、昔から使ってきた有歯額の補綴というタイトルとドッキングすることで、自分なりの整理はつきました。残るはその思いが受講生に伝わるかどうかです。しかし英文ではFixedとRemovalに過ぎない二つの間にある断層は、半端なもではありません。

過去数十年振り返ってもも日本の大学では、補綴学教室は2講座と3講座が入り乱れてきました。そんな状態が一気に変わることなどは期待もしませんが、放置して良いとも思われません。総義歯の講座も存続の是非は難しいところに来ているでしょう。

by my-pixy | 2019-09-17 11:55


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