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2020年 10月 03日
ヒストリカル・すれ違い咬合再考
ヒストリカル・すれ違い咬合再考_f0103459_09463146.jpgヒストリカル・すれ違い咬合再考_f0103459_13512929.jpgこの原稿の原本は1980年台のもので、当時から同様な傾向を示す数症例をピックアップして、それぞれの術後経過観察を続けていった。それぞれの症例はそれぞれに独自性があり、年齢性別なども異なるものの共通項も多く、このペーパーでは後者にスポットを当てることに留意した。そのため個別にはそれぞれの状態への対応を最優先しながらも、5症例をまとめる段階では相互の共通項に視点を移すことに留意した。まだすれ違い咬合という特異な状態への対応に模索していた状態で、対処法もそれぞれまちまちだったが、少しずつ結果が見えてくる中で、術者側の対応策にも日進月歩な部分も多いので、曖昧な点があることは避けられない。
しかしそれから20〜30年が経過して、今回、全体を見直す時点では、個々の症例への視点と、全体を通した見方も別途再考することができるようになった。この時点では、多くの若手の術者による追試や反論も生まれてきたので、過去の筆者の記録を客観視できるチャンスも生まれてきた。時代も手法も変わり継続が難しくなったケースもあるが、全体を見直すチャンスが巡ってきたとも考えている。
下の画像はリスボンにある、大航海時代の幕を開いたエンリケ王子のモニュメントだ。今その足元では恋人たちが暫しの時を楽しんでいる。


by my-pixy | 2020-10-03 09:52


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