2008年 12月 14日
見えなかったことを見る
 先日、東京タワーが誕生50年ということで特別のライトアップがされていました。ちょうど弾性印象材が誕生し間接法が確立した時期とも一致しています。それにちなんで、こちらもライトアップをしてみました。
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 まだ製品化はされていませんがこの検査材の役割は、単に支台歯と修復物内面の適合状態をチェックするだけでなく、使われている間接法全体の状態も知ろうとするものです。形成、印象、作業模型の正確さ、スペーサーなどもろもろのことが、セメント合着寸前にどうなっているかを見ることで、システム全体の実情を確認しようということです。
 そのために重視したことは硬化後の賦型性です。皮膜を薄くすると弾性が高いシリコンでも、最初の形状を保つことはむずかしくなります。当たりを見るというだけならばそれでもよいかもしれません。しかし修復物から外して形が保てないものでは得られる情報が少なすぎます。皮膜の薄さは確保しながら賦型性を持たせること、連和の確実さ、硬化速度などを兼ね備えることを目標に開発は進められました。

 シリコン印象剤とレジンとの接着などを、見果てぬ夢にしてしまった開発陣ですから、手綱は決して緩められません。それでも幸運にも恵まれて良いところまで到達しています。薬事だなんだとだまされないよう一札もとりつけましたから、電話とメールをむちに完走させます。

by my-pixy | 2008-12-14 10:32


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