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2015年 08月 07日
センス・オブ・ワンダー
f0103459_1348404.jpg 先日、仲間の仙人のブログでこの本のことを知った。原著は分からないが、このタイトルは一度聞いたら忘れないし、私にとっては紹介者自体がワンダーなのでひとしおだ。
 とても私自身で紹介文など書けないけないので、Webの紹介文「子どもたちへの一番大切な贈りもの! 美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目を見はる感性を育むために、子どもと一緒に自然を探検し、発見の喜びを味わう」 だけしかないが仙人の生き方を見ているとよく理解できる。

 ブログでは「何故昆虫はいるか」というタイトルから昔のこの本の記憶に飛んでいく。残念ながらわがリピーター諸氏には面白いのを通り越してついて行けないだろう。しかしだからこそ、私にとってはなくてはならない、若きお友だちなのだ。

by my-pixy | 2015-08-07 13:02
2015年 08月 04日
2本の中切歯はよみがえる
f0103459_1523586.jpgパーシャルデンチャー新時代にもレポートした上顎が危機に瀕した症例です。語る会などでは発表していますが、3本使用したインプラントのうち2本はロストし、残る1本はスリープ状態で残っています。患者さんには申し訳ないので何とか少しでも現状維持をして頂こうと苦しんでいます。
まず失われたインプラントの代わりに義歯床の負担域を変えるためにパラタルバーの位置を前方に移動しましたが,同時にチタン床を使い徹底した軽量化を図りました。見るべき成果はあり、下顎大臼歯の咬耗は進行しているにも関わらず、風前の灯火だった上顎の4前歯の動揺は低下し、一時はなりふり構わず追加していた2本のワイヤークラスプも一つづつ除去できるようになった。
 これに気をよくして中切歯唇舌面の変色した象牙質、コンポジットなどを交換し、失われた自然観の回復を行う余裕も出てきた。両脇の側切歯などの色調形態なども修正して、暗く沈んでいた中切歯の存在感を取り戻した。
 いつもいうことだが2本の中切歯は見事に顔貌の印象を変えてくれた。軽量化のためレジン外冠に換えていた2本の外冠は復活した。「パーシャルデンチャー旧時代」に戻って予後への不安は大幅に減少した。

by my-pixy | 2015-08-04 15:23
2015年 08月 02日
職業寿命と歯科臨床の推移
 特異な一症例ではあったが、患者32才、術者41才という比較的若い年代であったことで、40年あまりを継続的に見ることができた。不運なスタートではあったが変動する歯科臨床の中で幸運にも恵まれ、無理のない推移を遂げてくれたことには幸いだった。例え一症例であってもこうした術後経過から学ぶものはあまりに大きい。
 これに匹敵するケースは持ち合わせないが、類似したケースなどをつなぎ合わせることで患者のヒストリーが読み取れ、そこからわれわれGPのあり方について示唆されることも大きい。特にこれから臨床第一線にスタートしようという人たちにはぜひバトンを引き継いでほしいと思う。下図は術者年齢と患者年齢に、その時々の主要テーマになるであろう課題をからみあわせて一枚の図にした。
 プロトタイプは前回ゼミのプリントに入っているので、いま基本ゼミを受講中の方々は自分の立ち位置をプロットして考えてほしい。私のポジションは右側ブルーの部分で、まもなく枠外に出ようとしているが、上段の各テーマはその年代ごとに精一杯追いかけてきたつもりだ。
 グリーンの時代には患者さんの要望にも応え、補綴処置の予後について少なくとも10年、希望的には20〜30年間などと考えていた。しかしブルーの時代に入ると、患者さんの要望も「当面無難に!」に変わり、こちらも「追加処置容易なこと」が最上位になってきた。疾病形態が変わり、これまでは経験しなかった咬耗、破折などに悩まされることになったためでだ。目標は一桁に下がり、追加処置が容易なことが最優先になってきた。一次固定を目の敵にし始めたきっかけはそんなことにもあるようだ。

 下の新聞切り抜きは先日のケースのカルテの間からでてきてものだ。日付はないのでよく分からないがちょっと面白いので。
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by my-pixy | 2015-08-02 09:43