<   2018年 01月 ( 11 )   > この月の画像一覧

2018年 01月 27日
術後経過の見方と限界
 臨床引退後、長期経過症例などをまとめてお話する機会を何度か作って頂きました。ラストチャンスと思いこれまでの資料も全面的に見直して準備しました。しかし過程で、特に長期経過症例については何かふっ切れないものを感じていました。 確かにその後の追加処置があったにしても、当初の処置が数十年も生き続けたことに、ある誇らしさを感じたことも事実ですが、反面その事実は術前に予知したものではなく「8020運動」と同じ棚ぼた的なものだったとも考えられるからです。
f0103459_10173781.jpg 冲中先生の剖検のお話に触発され、歯科医の立場でわれわれに何ができるかとあれこれ考えても、処置に迷ってA案、B案の選択の優劣をまな板に乗せて◉❎をつけるぐらいしか役立ちませんでした。強いて自分の臨床の中から生まれたものを探すとすれば、智歯の活用ぐらいのもので、血道を上げてきたテレスコープ義歯などは1800年代の先人の業績をモディファイしたにすぎません。
  こうした反省に立って、今年からのモグラ塾、臨床基本ゼミなどはまとめていきたいと思っていますが、思いが通じるかどうかには自信がありません。時間軸の取り方が決定的に違うからです。
f0103459_1038105.jpg

by my-pixy | 2018-01-27 10:06
2018年 01月 24日
雪をついて徳山へ
f0103459_11103064.jpg
 ハレノヒではないのですが、毎年1月の定期点検は恒例になってなっています。これまでは週末をぬってバタバタと往復していたので今年も同じような気分でした。代わりに沿岸低気圧、降雪などで別の緊張がつきまといました。早朝出発した「のぞみ」は広島で激しい降雪のお出迎えを受け若干の遅れも出始めましたが、徳山では傘も必要なくなっていました。
 引退後のバタバタに紛れてはいたものの、物忘れの酷さはアルツハイマー進行を懸念させ、イエローカードを出されている前立腺問題としのぎを削っている予感はしていました。主訴になったことでMRIには時間がかけられて不安はいっぱいでしたが、結果は後日ということで即ハラキリにはなりませんでした。
 駅前ホテルの空白感にもかかわらず、フグの美味しさは例年通りでした。3人だけの宴席は脳外科の始まりまでさかのぼってお話できました。悔しかったのは歯科の現状との大きな違いで、昨年の血管内手術に加えて、またまた大きな進展が目白押しという状況には羨ましいの一言でした。インプラントからCAD/CAMなどで迷走続きの歯科臨床との違いはどうにもならない違いを感じました。その一端が形状記憶合金を使っての手術のシステムの確立などでした。
 このことは翌日画像を使ってお話いただきました。左下画像などがその一部ですが、火曜会や、臨床歯
科を語る会などでこんなお話をうかがえたらどんなに素晴らしいかとばかり考えていました。この間に行政との葛藤など半端ではなかったようで、1975年から5年間の私の保険医辞退などとは雲泥の差でした。

 慶応から3年間の米国留学を経て徳山に帰り、開業医として初のCT導入にかける並々ならぬ決意を、言葉少なに語っていた若き日々を思い出しました。(今時の歯科用CTなどとは天と地の違いです。)
この後黒川病院のCTは何度かの世代交代の後、数台のディスプレーを駆使しての3次元血管内治療などにも発展したようです。毎度お世話になっている個人病院のペット導入もすっかり安定して、わがスカディスキークラブも大勢お世話になっていますが、院長は東京出張もままならない臨床一筋の日々が生涯続いています。隙間だらけの私のMRI画像もやがて送られてくるでしょうが、これも経過観察です。

by my-pixy | 2018-01-24 11:10
2018年 01月 21日
上越にも同じ玩具が
f0103459_930447.jpg
 タグがデンタル関係でないとアクセス数はさっぱりですが、嬉しいメールをいただきました。兄弟分が住み着いているというお知らせです。原産地は大分離れているようですが姿形はよく似ています。6本足がブルブル動くというところもルーツは同じようです。
何よりも一人暮らしの老人への思いやりには涙・涙です。
このノリで新潟もくあみ会に「1本のインプラント」セカンド症例!とくれば神様!仏様!なのですが・・・

by my-pixy | 2018-01-21 09:35
2018年 01月 20日
木彫りのフクロウの中には
f0103459_9501618.jpg何の形かははっきりしませんは、フクロウらしい木のブロックを開くと、6本の足を震わせてコガネムシとおぼしき昆虫が現れます。外側の色、形と内側の極彩色には誰でもドッキリすること間違いなしです。
はっきりした記憶はありませんが、出会いはストックホルムのオールドタウンだったと思います。高価なものではありませんが、私のお気に入り五本指に入る逸品です。

by my-pixy | 2018-01-20 09:43
2018年 01月 19日
これが臨死体験?
f0103459_10571990.jpgテレビも相撲も面白くないので、飲み会がない限りは就眠時間はだんだん早くなっているのが背景にあると思うのですが、深夜に妙にリアルな夢を見ることが多くなりました。昔から臨死体験で自分が部屋の天井あたりに張り付いて自分自身を眺めているという話です。
今朝方も裸でスキーに飛び出して、凍りついて行く様子を実感を伴って観察していました。自分で体感を確認しながら行動をしているので、布団から飛び出して寒かったには違いないのですが、途中からは自分のナイトガードを乱暴な手法で作り困っていました。どうも考えるとスマホ、ブログの混迷など昼間手こずっていたことも寒さと一緒になっていたようですが、「これが臨死体験ならまんざらでもない」などと不遜なコメントもつぶやいていましたが、目が覚めて変なナイトガードが入っていないことを2〜3回確認したり・・・・・。

さて、画像はなんでしょう?

by my-pixy | 2018-01-19 10:46
2018年 01月 18日
小さなおもちゃ
f0103459_853478.jpg
最近関西方面で、小さな玩具を売物にした歯科医のブログが受けているようです。しかしこの道にかけてはこちらが元祖と思っているので応戦しないわけにはいきません。最近入れ歯だけでは話題不足、ガラケイなども発展がないのです。第一陣は昨年だったか基本ゼミでも大受けしたかめ軍団ですが、この子はお腹の下のスペースのおかげで、首と手足がそれぞれで大きく動くところが特徴です。

by my-pixy | 2018-01-18 17:10
2018年 01月 14日
ガラケイ撤収
11月30日のガラケイ撤退宣言は2回目のことでもあり、不退転の決意で頑張ってきました。お店の方もスマホを封印してという老人の希望に応えて、何回もの愚痴にも対応して下さいました。夜討ち朝駆け状態で1ヶ月以上なんとか努力しましたが、見るべき進展はありませんでした。

 最後には二つのケイタイの違いを小さくするような対応をスマホへ側にもして下さいました。この結果大きな歩み寄りが生まれたのですが、それと同時に毎朝スマホのスイッチを入れると、2011年の記事がトップに表示されるようになりました。忘れかかっていた6年も前の記事なので、初めは何が起こったのかと思いましたが、お気に入りのレポートでしたから悪い気もしませんでした。

 そんな日が続きおそるおそるその前後の記事も見るようになりました。リタイア以前のものですから内容にも迫力があります。反省するとともにこれもありかなと思うようになりました。イニシャルタッチ以降、作業を始めてしまえばこれまで通りです。大騒動の1ヶ月半は終わりガラケイの契約は解消しました。

f0103459_14565592.jpg


by my-pixy | 2018-01-14 14:01
2018年 01月 11日
もぐら塾目録
f0103459_8361688.jpg
新春からのもぐら塾でどんな話題を取り上げるかに迷っていました。患者さんに分かりにくいということで、学会では何度も改名が論議されていましたが、生物学的な視点をベースに、不具合が生じた時にはそれを補い綴るという以上の対処法を私は知りません。

 回を追ってテーマは若年者への対応から、高齢の方の問題に移っていきます。咬合崩壊というような厳しい条件では、それまでのヒストリーを一歩ずつ辿って、咬合や加齢変化などを見ていくしかありません。上の図ではその時々の問題をピックアップしました。インプラントの必要性などはその終末期に出てくる問題です。
何回かに亘るセミナーに毎回ご出席いただけなくても。その流れを知っていただければ、私たちの思いは分かって頂けるようプログラムしました。宿題などで確認しながら前に進んでゆきますが、途中でブレーキがかかれば、3回での完結は難しいかもしれません。問題はチーム10名の足並み次第です。

by my-pixy | 2018-01-11 10:23
2018年 01月 09日
どこかに残っていた骨の記憶・Bone
f0103459_1120401.jpg

昨夜はNHKスペシャルの「人体」骨を見ていましたが、そのシーンから突然30年以上も昔の記憶が蘇りました。紹介者など細かな記憶はないのですが、不思議な患者さんで初診時からご自分の診療よりどこかの会社とタイアップして撮影された生体の骨の変化を16ミリムービのビデオを、診療室のプラーク・コントロール・コーナーのビデオを使って見せて下さいました。実態顕微鏡を使って患者さんのプラークを採取して動機付けにするという試みが、この方の来院のきっかけになったことはまちがいありません。かなり変わった方で、ご自分の治療は1日伸ばしで、最後はチェアサイドでわれわれの治療風景を床に寝転がって撮影されたりしていました。顕微鏡で視覚的に骨の変化を訴えようとする先駆者の一人だったのだろうと思います。われわれの実地顕微鏡とビデオをカメラを接続して、患者さんの動機づけにするわれわれの装置のことを聞かれての来院だったのだと思います。

 すでにVHSのビデオは手元には残っていませんが、ほとんどの骨細胞が1ヶ月ほどで入れ替わるというビデオは衝撃的でした。すっかり感動して早速ダビングして臨床歯科を語る会全員に配布したことなども思い出していました。「Bone」というタイトルは同じですが、どこかに残っていたら見たいものです。破骨細胞が活躍するストーリーなどはNHK「人体」とそっくりでした。 
f0103459_13301548.jpg

それにしてもこの1枚のスライドがまた記憶を呼び覚ましてくれました。(実は40年以上昔のことで何枚かの院内の写真が、それを思い出させてくれましたが、記憶、骨粗鬆症、圧迫骨折などの連鎖です。

by my-pixy | 2018-01-09 16:53
2018年 01月 06日
2018年もぐら塾
f0103459_14551390.jpg
 画像はこの数年間私たちが欠損歯列を考えるときに多用してきたKA367とその基本的考え方をイラスト化したものです。長く愛用してきたEIchnerの分類に代わって、より総合的な視点で治療方針や義歯の設計を考えて行く上で多くの方々から愛用されるようになってきました。

 タヒチのビーチハウスの屋根に登って悪さをしているのは、ペリオと咬合力です。イニシャル.プレパレーションではこの2匹をコントロールすることを総てに先行させなければなりません。それが一段落としたらば、患者さんの歯列の問題点を逐一点検し対処することになります。

 この症例では上顎の前歯部と下顎臼歯部に大きな欠損がありますから、プロビジョナルを使ってその方針を検討することになるでしょう。 双方向性の話題はこうした一方向のレクチャーとは違う展開が楽しみです。ご参加くださる方は是非ご自分のケースやパソコンをお持ちになって、プレゼンの輪に入ってきてください。きっと面白さは止め処なくなってくるでしょう。10名でのキャッチボールは大人数の大講演会ではありえないものになること間違いなしです。
このブログ2017.10.30日の記事をご覧ください。

by my-pixy | 2018-01-06 12:01