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2018年 09月 29日
総合診断のアプローチ
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基本ゼミの冒頭に使った画像ですが、ここではエキサイト・ブログの混迷の補修工事のために動員しています。左側の書籍は古い古い1950年の米国の老舗Mosbyの書籍ですが、各分野の著名な筆者が臨床家のへのアドバイスとして執筆されていることが目新しく、Goldmanなどのビッグネームも参加されながら、全てがTreatment Planniingという視点からのコンパクトサイズにまとめられていました。Pennsylvania 大学の卒後研修のスタッフの総員参加でまとめられた珠玉のような書籍ですが、当時のペン大のずば抜けた実力とチームワークの良さを見せつけられます。
最近の出版物を見るにつけ今こそこういう書籍の必要性を痛感するばかりです。
右側はそのコピー版として20年後の日本でまとめることに苦労した第1号ですが、私はどちらかといえば出版社側の立場で、諸先輩への原稿依頼に奔走したことで忘れられない1冊でもありました。

by my-pixy | 2018-09-29 15:25
2018年 09月 28日
欠損は大臼歯咬合支持喪失から剪断不全へ・その時義歯は
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アイヒナーの分類などに見るまでもなく、欠損歯列の始まりは大臼歯の咬合支持の喪失に始まることには異論がないだろう。その後はペリオの進行が推移を決めることが多いが、小臼歯、犬歯に欠損の範囲を広がってしまうと、咬合支持だけでなく前歯部での剪断にもことを欠く事になる。
 この間に欠損補綴も姿形を変え、SBRに配慮し、本来の歯列の温存に努めても、機能の保全は次第に困難になる。画像はその全体像を多角的に表現しようと試みたものである。その詳細は近著「補綴臨床の60年」に網羅したが、この画像はその総目録とも言えるもので、両者を対比しながらご覧いただくことで、全体像を理解して頂きやすくなるのではないかと期待している。次の機会は11月25日のモグラ塾の予定だが、欠損歯列の分類などとも関連づけて展開したいと思っている。

by my-pixy | 2018-09-28 14:50
2018年 09月 25日
インプラントは杖?
f0103459_16154135.jpg昨日まで臨床基本ゼミの欠損歯列のパートでした。4人の若手と一緒に広範な話題を分担し受講生からの症例相談も加えて長い二日間でした。事前の相談では火曜会などの場では決して登場しない23才の欠損症例も参戦し、その対応にも苦しみましたが、当日のプレゼンでも異彩を放ち、術者は「23サイ」というニックナームで可愛がられることになりました。これまでのセミナーでの雰囲気を感じとってかインプラントのケースはほとんどありませんでした。画像はそれにダメを押そうとしてか、講師側からのリクエストで私のプレゼンに追加された5年ほど前のものですが、スライド製作時よりよりも確信を持って受講生の方たちに提示できました。
一方この2ヶ月ほど苦しみ抜いているエキサイト・ブログの改悪はどうにもならないところにきています。この方向で進まれるなら・・・・と背水の陣でお付き合いをして見ましたがどうにもならずボロボロの旧タイプに戻しましたが、それが打ち切られるなら10年余のお付き合いもこれまでということになるでしょう。

by my-pixy | 2018-09-25 09:59
2018年 09月 21日
欠損と補綴の始まり
連休は最近の若手を相手に基本ゼミですが、1960年代に始まった私の補綴とのお付き合いを見直す良い機会にもなりました。右側にある赤いTYLMANのTheory and practice of crown and bridge prosthodontics Fifth Editionは、私の総てのスタートになった忘れられない一冊です。1000ページ余にわたる全文を翻訳したいなどと、とんでもないチャレンジを続けた日々のことも忘れられません。
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その中でも総てのスタートラインになったのが、右側に書き込んだアンテの法則です。スライド自体は昔のものですが、延々と続けてきたブログのタグ義歯の機能とかたちのルーツもここにありました。簡潔にFixed とRemovalに分割しただけの英文のPartial dentureには初めから負けているようです。欠損補綴に関心を持ち原稿に書籍に何度もパーシャル・デンチャーという言葉をタイトルに使いましたが、毎回その文字数の多さとそれに代わる日本語が見つからないことに苦しんできました。

by my-pixy | 2018-09-21 18:01
2018年 09月 13日
パーシャル・デンチャーの設計
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一夜明けて昨日の続きを再開します。画像は送られてきた受講生の人たちのケースをこちらで整理したものですが、悪戦苦闘の末11名分が終わったところで、3人の担当者は次々にダウンしてしまいました。初診時の状態を整理するだけで目一杯で、とてもセッケイなどにはたどり着けないのです。最初の綺麗な画像はボロボロになり、バーゲンのチラシのようになってしまいましたが、目指すものはさっぱり見えてきません。後5名なんてとても無理です。原因ははっきりしています。ほとんどのケースが20歯以上の残存歯を抱えていて、その多くに保存困難な問題を抱えているのです。残るは後1週間です。と些かやけっぱちになっていたところ、頼り甲斐のあるチームメートからニューバージョンが送られてきました。画像は2倍の22枚に増えましたが若さの違いでスッキリバッチリ。今度は診療放り出してやっているのではないかと身内が心配です。

by my-pixy | 2018-09-13 09:13
2018年 09月 12日
2018基本ゼミ・症例検討会
f0103459_1434512.jpg いよいよ来週末から、今年の基本ゼミの後半戦「欠損歯列の処置方針・見方」などといった話題に入ります。すでに受講生の方々には宿題提示が依頼されており、それに沿った症例提示が行われる段取りは進んでいます。しかし受講生側と主催者側との間には大きな断層が広がっており、どうやってそれを埋めて行けだ良いのかは震災復興なみの難しさです。昨夜も火曜会で同じようなケースプレの後、ディスカッションが深夜まで続きました。担当医の目を通して患者さんの主訴や反応の後、治療のステップも細かに説明され、いつものメンバーがらの質問も繰り返されましたが難しさは残りました。何を言いたいのかお分かりにならないでしょうが、例え話でお話しするとこの漁師のおじさんです。この人「補綴臨床の60年」の表紙の漁船を操船している愛すべき人ですが、シャイでなかなか顔を見せてくれません。この写真は漁船の左側の窓からの一瞬です。陶芸作家和唐さんの人柄が偲ばれるスナップですが、この人がいるので今回の表紙登場に登場してもらったのですが、しかしそんなこと伝えられませんよね。 プレゼンで患者さんのことを伝えるのに、そんな工夫が必要な時もあります。「星の王子様」のキツネのように。このところパソコンやブログに振り回されて痴呆が進んでしまって・・・・本来の内容はまたあした!。

by my-pixy | 2018-09-12 12:20
2018年 09月 03日
アンコール
f0103459_13594773.jpg 夏も過ぎ少し時間も空きましたが、前回のアンコールをかねパーシャル・デンチャーに特化したお話しの機会を予定しています。 いつもの「もぐら塾」に準じた日曜日1日のセミナーで、午後の半日は症例相談を予定しています。 また臨床歯科を語る会の時に製作した事前抄録の販売も企画中ですので、ご入用の方は同じメールにてご連絡ください。こちらはレターパックにて事前に郵送いたします。フルカラー125ページで5000円です。 午後の時間はこれをテキストに追加画像も含め進行の予定です。特に臨床歯科を語る会で反応が多かった、インレー、ピンレッジなどの話題を予定しています。 また様々な話題で切れ切れになってしまったアタッチメントからテレスコープに移行してゆく流れや、最近話題になることが多い少数残存症例の二次固定についても、分かりやすくお話しできるのではないかと思っています。 高齢者の患者さんに快適なパーシャル・デンチャーを使って頂くために、今後ますます必要性の高まる領域になるはずです。

by my-pixy | 2018-09-03 16:05