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2016年 08月 24日
リオの代わりに八重山で
リオの代わりに八重山で_f0103459_90586.jpg 暫くブログをお休みをしましたが、夏休みを使って1年ぶりでパスポートを使って、八重山から台湾への格安航空券の旅に出ていました。医院休暇中もずっと籠もりきりでは精神衛生上良くないという窮余の一策でしたので、マダガスカルのようには行きませんでしたが、それなりのできごとはあり、終わってみればまずまずの旅でした。
 画像は石垣島の第一夜、老舗民謡酒場でのサンバならぬ大宴会の一コマですが、実はこれがハイライト、分かっていればこれを最終日にできれば良かったのですが・・・・。(ネタも少ないのでこの一枚をお楽しみ頂けるよう拡大表示可能にしました。)

# by my-pixy | 2016-08-24 08:55
2016年 08月 05日
80代の新患
80代の新患_f0103459_1722524.jpg80代の新患_f0103459_7132992.jpg
暑い日が続いていますがその中を鎌倉からほぼ同世代の患者さんが見えました。義歯の不調が主訴でしたが、私にとっては高齢者はシングルデンチャー!の見本のような方でした。
 2本残存した上顎前歯が支点になって上顎義歯は破折をくり返し、補強線のジャングルのようになっていました。根管処置はされていましたので抜歯はせず、軟象を除去しアイオノマーで仮封、上下の7番も分割状態のまま同様に処置し、あちこちに10本近くあった補強線を全部撤去して即日完了しました。ご本人のメインテナンスも良好ですから、リベースをかねて1〜2回チェックして完了です。素晴らしい顎堤温存を優先し、自然脱落を促すような削合は行っていくつもりですが、残根の抜歯にはこだわりません。

参考資料としてのパノラマが1枚ほしいところです。

# by my-pixy | 2016-08-05 10:55
2016年 08月 03日
最後の防衛戦の始まり
最後の防衛戦の始まり_f0103459_8512678.jpg
最後の防衛戦の始まり_f0103459_1630037.jpg 懸念していた左側犬歯の破折がはっきりしたのは2005年のことである。93年の初診時から懸念していながら防げなかった。4犬歯の一角を占めポストインレーでブリッジの支台になっていた。ポストが主根管から反れていて、いつかはこの日が!と思っていた。全歯列中のかけがいないKeytoothhだった。

まだ東日本大震災の前だったが初診時、右側67欠損で始まったツナミが、海を渡り反対側に到達したような気分だった。67欠損でも大切な5を守ろうとして果たせなかった記憶が蘇って、抜歯後の対応に眠れぬ夜が続いた。安直に抜歯後の犬歯の後にインプラントを埋入しても好結果は期待できないだろうと考え、45の欠損額堤に2本のインプラントと6番の内冠、3のポンティックを挟んで一次固定した21にシングラムレストを載せるという遊離端型の可轍ブリッジにした。


 思い入れのインプラント混在の補綴物はその後8年、この過酷な条件下で大過なく経過した。その経過は近日アップするが、外冠内のパラ箔や適合試験材の変化でこれまでに無いレベルで明らかになった。
しかし当時の正面観などを今見返すと、咬耗や顎位の低下は昨日のスタモほど著明ではなかった。「鹿を追うもの山を見ず」という諺とぴったりで、行った処置は間違っていなかったが、打つべき時期が遅すぎたことは如何ともならなかった。せめて60代であればと悔やまれるところだ。

# by my-pixy | 2016-08-03 08:24
2016年 08月 02日
歯のある悩み
歯のある悩み_f0103459_11481354.jpg 前回の症例の今後の処置方針について、悩みつづけています。あらためてこれまでの記録をひっくりかえいしたり、あらたな発想を・・・と画像合成をしてみたりする中に、少しは新しい気づきもありましたが、ハタと手を叩くようなことは起こらず悶々といます。

右上4番の歯根破折の後始末は当面の問題ですが、これで上下模型は組み合わさるのですが、上下左右で咬耗の仕方は様々で、咀嚼時の接触がどうなっているのか想像することは困難です。右上321は失われた部分を補えばよいのですが、何でどこまで補うか1歯ごとに首を傾げます。下顎前歯は卸し金で落としたような輪切り状態ですが、これまたどこまで円柱状にしたものか見当もつきません。

 壮絶な咬耗の割には下顎舌側の骨隆起などはかわいらしいのは、歯が消しゴムのように減ってくれているからでしょうか。前回見ていないナイトガードがどうなっているのかも興味津々です。(3年使用)

# by my-pixy | 2016-08-02 08:18
2016年 07月 28日
歯のある幸せ・フシアワセ
歯のある幸せ・フシアワセ_f0103459_174936.jpg 8020も無事達成された男性ですが、次の黒雲が迫ってきています。初診の1996年から下顎前歯の咬耗は気になって、ナイトガード装着などは継続して頂いてきましたが、下顎前歯は時計の針のように正確に失われてきました。
生まれ育ちの世代は同じですし、この20年のヒストリーもはっきりしていて予測も的中しているのですが、いま打つべき手は分かりません。大臼歯部咬合支持の喪失、3/4犬歯などへの過剰気味な対応も無難に推移しているのですが、大きな流れはさっぱり変えられていないのです。今回も有髄歯の右上4番が歯根破折し影響が周辺にも拡がりそうで、どこまで続くぬかみぞという感じですが、オーバーデンチャーやシングルデンチャーは遠い彼方です。
(上顎右1番、2番のコンポジットだけは私の知らない新しい修復物です。)

 この様なケースに対応するのにナイトガードは不可欠だろうが、それだけでは何ともならない。几帳面な性格で、咀嚼時にも特定の咬耗面をガイドにされていることは想像に難くないが、われわれが頼りにしている「咬頭嵌合位」はどう考えたら良いのだろう。何事にも「遊び」は不可欠なのではというところまでは考えつくのだが、その具体策はとなるとすぐ行きづまってしまう。

 先日の「ゆきちがう顎堤」にしても、この症例などについても、多くの人たちに意見を出してもらい、推論を戦わせたりできればどんなに楽しく有効だろうかと思う。そした中から何かが生まれてきたと信じている。そのきっかけに注目し推論が立てらればケースプレも一歩前進できるのではないだろうか。
咬合支持も、すれ違い咬合もそうして歩みを進めてきた。われわれでなければできないことだと思う。

# by my-pixy | 2016-07-28 10:25