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2016年 09月 26日
2016基本ゼミ終了
f0103459_8375526.jpg 6ヶ月10日間に亘った臨床基本ゼミが終了しました。落後者もなく16名全員熱心に受講して頂き、同期生のチームワークもよく和気あいあいのフィナーレでした。来年のもくあみ会にも皆さん参加して下さるとのことでした。
ここまでは万々歳なのですが、最後の難関受講生からのケースプレは、われわれの主催者側の期待を大きく外れる結果でした。普段からお付き合いのあるスタディグループからご紹介の何人かは、20台という年齢も考慮すればまずまずだったかもしれません。しかしわれわれが思い描いたような「このゼミでの成果を自分の臨床に取り入れて」というプレゼンはほとんどありませんでした。

 担当講師も全員参加しての最終回もそれぞれどんな心境だったでしょうか。受講生をはるかに超える演者、お手伝いのSGメンバーの思いは聞くことと発表することの大きな違いです。取り入れやすそうなテーマは前半にならべ、発表内容や画像のまとめは手取り足取りでお世話してこんなものかという失望からの再起はわれわれ例年の課題です。

by my-pixy | 2016-09-26 08:24
2016年 08月 28日
プロジェクターなしのプレゼン
f0103459_10213983.jpg 院内の環境改善の1部として導入したスクリーンセイバーはすっかり定着してきたが、第2の目標だった小人数でのプレゼンの機会はなかなか巡ってこなかった。待合室の広さから考えてもMAX10名で、レベルの揃ったプレゼンを接近戦をきたいしていたからだ。 夏休みも最終に近づいた昨日、若手6名の人選、症例準備なども終わり、結局は基本ゼミ現役、OBなど総員9名で実行の運びになった。

 結論からいえばもう一回り大きなディスプレーが欲しいところだったが、多目的の設備のなかでは想定通りの成果だった。司会を含めて一体感をもって話し合うと目的には十二分な成果だったといっていってもよく、双眼鏡持参での参加が日常的になっていた主催者にとっても嬉しい画像のクオリティだった。

 どこでも手軽にというポータブルさとは異質な話だが、貸会議室にも設置される日が来ることを期待するばかりだ。そんな日のことも考え、家庭用のビデオカメラでの記録も試みた。こちらも画像クオリティは「臨床歯科を語る会」記録のDVDとは比較にならぬ美しさだった。

by my-pixy | 2016-08-28 09:03
2016年 07月 13日
福岡技工研究会 30周年
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f0103459_13354742.jpg 6月13日付のブログにご紹介とも思い出話ともつかない記事を書きました。確かにその時点にはパンフレットを手にはしたものの何をどう書いたら良いのか見当がつきませんでした。その後15年前の中核だった井川宗太郎氏とも久しぶりの電話で話はしましたが、あまりに久しぶりのことで要領は得ませんでした。

 今朝、7月10日当日のレポートと写真が送られてきました。そこに書かれていた当日の出席者数と添付されていた写真には度肝を抜かれました。メールの文章をお借りします。

「7月10日日曜日、レソラ天神夢ホールにて、福岡技工研究会30周年記念発表会を開催し、学生115名一般208名、合計333名のご参加をいただき、無事終了いたしました。有名人のいない、会員のみの発表で、当初、200名集まるか…。とおもって、決めたホールでした。蓋あければ、学びたいと思う学生や技工士の多い事に本当に驚き、嬉しい限りでした。先生のブログを見てご参加申し込みの先生も実はいらっしゃいましたが、満席でお断りしてしまうというご迷惑をおかけることになりました。大変申し訳ごさいません。」

 大変申しわけないどころか、こんなに立派な会を成功裏に終了されたというのに、祝電一本もさしあげなかったことを恥ずかしく思っています。また演題の大半が間接法の基礎的問題で、少なくとも50%以上の問題に歯科医側が絡んでいるにも拘わらず、模型を読み、咬合を考えるとして技工の出発点として苦労されていることを心苦しく感じました。小さな医院内で特定のコンビで行っていても、なかなか防げないエラーの問題に悩まれている姿が目に浮かびました。

長く臨床に携わるほど、「咬合」と一口で決めつけている中に生体のさまざまな変化に振り回されている歯科臨床の奥の深さがあります。それは誰にも解けない迷路の連続です。補綴にまつわるわれわれは手を取り合って、正解なき答を夢見つつ模索するしかありません。今回の一歩からまた次を目指してたゆみない足どりを続けられることを祈っています。
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by my-pixy | 2016-07-13 12:56
2016年 07月 03日
伝統とマンネリ・2016臨床歯科を語る会
f0103459_753569.jpg 35回目の臨床歯科を語る会が終わりました。前夜祭から始まって3日目の全体会まで、途中では3会場に分かれて殆ど休憩時間もなく続くプログラムは息つくひまがありません。プログラムの殆どは会員自体によるシンポジューム形式ですからその企画、人選、リハーサルまで当日の運営を含めてすべて手作りです。
実行委員の方々は全員が帰途についた散会後に居残っての反省会で、2017年への第一歩が切られます。1ヶ月後にはそれぞれの企画案が俎上にのり、発表者の依頼などが始まります。終わった2016年の事後抄録の原稿取りまとめも必要で、現役第一線の方々にとって休む暇はありません。

 しかしこうして歴史は作られてきました。マンネリだ変わり映えがしないなどといわれても、ゆっくり考える余裕などはまったく存在しないのです。それにもかかわらずこの集まりが続いていきたのは、それぞれの方が日常的には同じ体験をご自分のグループでされているからで、それが30年余の伝統にもなってきたのでしょう。

 全部のプログラムには参加せず昼寝時間もとってきましたが、日曜日は死んだように眠っていました。年齢のせいもありますが、この疲労感は独特でかなり昔から同じ状態をくり返してきたように思います。

by my-pixy | 2016-07-03 07:50
2016年 06月 13日
たった15年前だが遠い昔
f0103459_842866.jpg 先週末こんなパンフレットが舞い込んできました。確かこのグループが主力になり、2001年、技工士会や、後援の会社もあって大がかりな講演会が行われたことがありました。同じ時期に臨床歯科を語る会もあったはずだと昔の写真も引っ張り出してみました。ちょうど私の臨床ファイル3出版直後でいろいろ多忙な時期でした。







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 しかし今日の話題は少し違います。この会が30周年の記念発表会を迎えられるということですが、私がお招きいただいたのちょうどその中間の15年目のことでした。土地柄のちがいもあるのでしょうが、2001年の時の盛況を忘れることができないからです。大きな会場は満員盛況で溢れた人を収容するために急遽、ビデオ中継をする部屋までが設けられましたが、そちらに収容されたほとんどは、歯科技工を目指す若い人たちでした。その人達の熱気に支えられてお話ししたことを、つい先日のことのように覚えています。
 今回のテーマ「臨床の礎」〜も模型を読み、咬合を考える〜も素晴らしいテーマです。古参のメンバーの後押しがあってのことでしょうが、日本歯科医師会に掲げて開催して欲しいようなテーマです。問題はそれが空しい響きになって聞こえてしまう昨今の状態です。たった15年の年月がこうした変化を呼び込んだことそれが問題です。

by my-pixy | 2016-06-13 08:37
2016年 03月 28日
義歯撮影のバック
f0103459_1754515.jpg f0103459_18594484.jpg口腔内写真撮影を始めたのは1960年代のことで、最初のきっかけは、ファインダーとの視差がゼロの一眼レフ、アサヒペンタックスでストロボなどの組み合わせは昨日のブログアップしたものです。

今日の話題は義歯のバックです。義歯の写真の中でボツボツ混ざっている色つき背景が80年頃までの画像で、バックに使うのに何色が良いかと迷いながフェルトの端布を使っていました。なるべく無彩色の物にしたい反面、黒ではメタルとの境界がつかず露出もうまく決まりません。一年、また一年と決定が先送りしになっていて、重い腰が上がったのは合成写真の頻度が増え、被写体への背景色のにじみが気になりはじめました。フェルトの端布は使わなくなりましたが、まだ統一の決断は尽きませんでした。

 今から考えると1999年のニコンD1に始まったデジタル一眼レフの色調はひどいものでした。「溺れるもの藁をも掴む」ということわざ通り、出費に苦しみながら各社の新型カメラを追いかけざるをえませんでした。結果的に10年近くのデジタル一眼レフの迷走のつけはすべてユーザーに回されたのです。
 
 ところが苦し紛れに基準色としたQPカードの写し込み撮影が義歯背景のコピー用紙化につながりました。この時から「義歯の機能と形」を追いかけて背景は白に統一されたのです。高い月謝でしたし、昔の義歯の写真は背景色を変更することはできませんが、フォーマットは決まりました。

by my-pixy | 2016-03-28 17:56
2016年 03月 27日
2016基本ゼミ
f0103459_1544926.jpg 2016臨床基本ゼミ第一日が終了しました。参加者の視点からは静岡支局長からスピーディなレポートが先を越されてアップされています。ともかくそのアクションの早さにはいつも驚いています。ときどき早とちりもありますが、このところやられっぱなしなので、こちらも慌てて昨日の発表スライド一覧をアップしました。マスコミ取材合戦のようですが、両方併せて頂けばオープニングの全容が分かりますので、受講生の方のメモとしては有効活用できるでしょう。
 昨日ゼミ修了後の懇親会出席者は32名で、受講生とこれからの講師、運営スタッフがちょうど同数で賑やかでした。
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初回の宿題として現在使用中の口腔内写真撮影の実際を全員に持参していただきました。数年前に較べると撮影画像のばらつきはかなり少なくなっていました。ただその内容をチェックしていくと、意味が良く分からないISO、ホワイトバランスなどをオートを選択している人が多く、一定の条件で撮影することが必要な口腔内写真の根幹部分があやふやなことが気になりました。オート任せのスマホなどの写真とはその目的が違うことをはっきりさせるには反復学習が必要なようです。

 リングストロボを放棄したニコン、消極的対応のキャノンなど、どのメーカーもマイナーな口腔内写真と取り組もうというスタンスがない中で、怪しげなシステムに引きずられている人もゼロではありませんでした。主催者側も完璧な対応は困難ですから結果オーライで流されそうなことは心配ですが、それでも2000年代の混乱期を思い出せば半年後には何とかなりそうです。

by my-pixy | 2016-03-27 08:02
2016年 02月 29日
2016年もくあみ会
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 写真は自分で撮るもので撮られる方は大嫌いですがまた捕まりました。激戦の二日間でふらふらしながら帰宅しましたが、この会も臨床歯科を語る会と同じで一見のお客さんはごく少数で、それだけに一人一人の顔を見ていくとおもしろいものです。左下のカップもこの会らしい参加者で、それらしいポジションどりです。
明日から3月、間もなく母体の臨床基本ゼミも始まりますが、こちらもくあみ会の企画もほぼ固まりました。

by my-pixy | 2016-02-29 08:39
2016年 02月 05日
ケースプレにならない症例
f0103459_10241211.jpgもくあみ会まであと3週間になり担当とのやりとりも次第に多忙になってきました。そんななかで思いついたことですが、会員全体で「私の医院の優等生」という症例を募集したらどうでしょう。ケースプレといえば どうしても特異性のある症例が中心になり、すれ違いだ、偏在だ、歯牙移植だ、 智歯だといったことばかりがクローズアップされます。しかし患者さんの歯の形のちょっとした異常で難しくなることもあります。そんな話題を探るためにも普通の患者さんに注目することも必要とではないでしょうか。
あるスタディグループの歩み4の座談会に掲載したような、普通の知り合いの患者さん100人ぐらいを見せて欲しいものです。8020などにはこだわず義歯装着20年なんていう方も大歓迎です。
 リコール予定もあるでしょうから今月末は無理かもしれませんが、来年のエントリーには間に合うでしょう。。正面感、咬合面観、パノラマX線写真、KA367で十分です。審美歯科ではありませんから、必ずしも美貌は必要ではありません。何れ担当をきめてお願いにあがります。
 

by my-pixy | 2016-02-05 10:17
2016年 02月 04日
ひとの経年変化に沿った歯科医療
 突然、機織り機が出てきたりして何を言い出すのかとお思いでしょう。しかし、私にとってはおなじみの縦糸、横糸論のシンボルで、卒後研修といえば登場する話の糸口なのです。1970年代「歯科総合診断へのアプローチ」などというタイトルで書籍化もしたり、ある大学の卒後研修プログラムとして数年にわたり継続してとりあげたりもしました。 まだ40台になったばかりで、一本のクラウンの修復でもエンド、ペリオ、歯質崩壊度などを多角的にとらえるべきだろうという主旨でしたが、問題提起だけで実りはありませんでした。長い長い時が経過し、歯科臨床も進歩してきましたが、そろそろ自分の臨床を締めくくる時になって「日暮れて道遠し」という言葉が実感をもって気になることが多くなりました。

 オーラルリハビリテーションという呼び名は好きになれませんでしたが、そこに謳われる台詞には惹かれて熱中したこともありました。しかし、それが自分の臨床の道筋を決めることにはならず、長期間継続した患者さんからは、これまで見たこともない別なニーズを突きつけられることばかりです。「日々これ新たなり」で生きがいにはなりますが反省も迫られます。
機織り機の周りに散りばめた言葉は、通過地点のモニュメントですが、リニュ-アルされて、生き残っているものもあります。咬耗などのような難問もありますが現在、大半の患者さんの願望は「ぴんぴんころり」で一致しています。そうした対応に追われながら、そこで見かけた出来事をより若い方々にフィードバックすることに努めています。多分それがひとの経年変化に沿った歯科医療だろうと思うからです。

 テレスコープも止めませんし新たな視点でセラミックスも使います。しかしCAD・CAMに頼るようになったら廃業します。二月末のもくあみ会では皆でそんな話しをしたいと思っています。準備のお手伝いを頂いている方からメールがきました。

f0103459_9304325.jpg「天然歯の咬合歯が喪失、咬耗してくると咬合の低下がおこる。咬合の低下は種々の問題を起こすが、初めはそれほど明らかとならないで患者も術者側も放置や状態を深く考えずにしてしまうことがある。咬合が崩壊に至ったときでも、今までの状態をなるべく壊さないでと何故か患者も若い術者も思ってしまう。問題の積み重ねで起こっている事態なのでそこは大きく介入しなくてはいけない。義歯での咬合に変えていく転換点がそこにはあるのだと思う。
ペリオで移動や挺出を繰り返して崩壊に至ったときはカリエスや力でに至ったときよりも問題が複雑に見えやすい。支台となる歯が十分な状態でない場合が多いが、歯としては残せる。それがまた混乱させるが、機能が低下している場合は顎堤に助けを求めるしかないのだと思う。歯の分野だけで片付けたがるが、そうではない局面に達しているという判断を私たちはしていかなければならないのだと思う。」
少し難しくなってきたようです。

by my-pixy | 2016-02-04 08:55