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2020年 01月 08日
最新型咬合器切断事件
最新型咬合器切断事件_f0103459_13145613.jpg最新型咬合器切断事件_f0103459_12514916.jpg話は若干前後しますが、この時は東京以外に長野、新潟勢も参加して、阿蘇、熊本観光も盛り込んでの合宿になりましたが、その直前に事件は起こりました。一番右側の長野の和田先生のラボでのことですが、下の画像をご覧ください。

咬合器の下顎部分が模型付着部位から切断されています。後方開閉口路の障害となるためバサリとやったようですが、驚くべき決断です。
後日当院の萩原氏が見かねて修復ギブスをアルミで作っていましたが、今はどうなったことでしょう。被害者連盟から訴えられなくて幸いでした。罪滅ぼしにこの画像を探し出すには2日がかりでした。


by my-pixy | 2020-01-08 13:14
2020年 01月 06日
下町パントグラフ
前頭面、左右矢状面の描記板を組み合わせた手作り下顎運動描記装置です。ただ描記板は全て垂直面なので下図のパントグラフのように、咬合面製作の役にはたちません。
下町パントグラフ_f0103459_14532167.jpg


下町パントグラフ_f0103459_14532868.jpg


by my-pixy | 2020-01-06 15:17
2020年 01月 06日
3D.Tracer
先日の装置を少し組み変えることとでコンピュータのご厄介にならないでも、矢状面、前頭面からの描記路は美しい曲線で描くことができることは分かったので、高価な装置には手を出さずにすみました。3Dトレーサーの始まりですが、全額補綴のシステムに組み込むには至っていません。

3D.Tracer_f0103459_14071186.jpg3D.Tracer_f0103459_14070682.jpg


by my-pixy | 2020-01-06 14:11
2019年 12月 22日
NHK・歯が抜けたらどうする?
NHK・歯が抜けたらどうする?_f0103459_12583227.jpgサッカー天皇杯準決勝が決着してタイトルの番組が始まりました。またかと思いましたが少しでも進歩したかと「忍」の一字で1時間番組を見はじめました。しかし蜘蛛の糸にすがるような期待は瞬時にして吹っ飛びます。
下顎6番1歯欠損を想定した、ブリッジか、入れ歯かインプラントかの3本柱で話を進めようというのですから、それだけで「さようなら」なのですが、他に番組もなかったので「忍」を続けました。
しかし中間欠損か遊離端欠損かの別もなく、ブリッジや入れ歯のイラストもまるで6歳児の答案です。中盤になって登場する某国立大学の義歯外来の先生をもってしても流れは全く変わらず、お供の女性も医局員か衛生士かの身分も分からぬまま、自家歯牙移植の話題を持ち込んだりして、混乱に拍車をかけてゆきました。こんな番組が作られるほど情けない状態で歯科補綴学は進んできた訳ではないのにと、心から悲しくなりました。かってこの大学に夢をかけて多くの方々の教えを受け、多くの歯科技工士さんを紹介していただいて、ともに補綴臨床の道を歩んできたのに、まるで悪い夢のようでした。



by my-pixy | 2019-12-22 12:31
2019年 12月 01日
ケース・プレゼンテーション
ケース・プレゼンテーション_f0103459_11022716.jpgわれわれ歯科開業医として自分の経験をレポートすることは、自分自身にとって不可欠なことであろう。患者さんが求めていることへの対応は簡単な場合もあるがとめどもなく難しいこともある。
局所的な問題を確認するだけは簡単でも、なぜ問題が起こったのか、再発はないかなどを考えていくと、問題は次第に複雑になる。簡単な虫歯!とケリがつくような問題も、どんな人がどんな状況でといったサブファクターは千差万別で同じ繰り返しはない。
繰り返し思い悩んでもケリがつかず、誰かに相談したくなることがケースプレの始まりだが、そのためにはことの始まりからの要点だけでも言葉で伝えなければならない。伝えるべき要点は、どんな人がいつ、どこで、といった項目だけでも多項目になるが、相談相手によっては追加、差し替えなしには終わらない。グループでの発表となれば聞く耳はさまざまで、限定したつもりの相手といえども伝わり方は千差万別で、聞き手の数だけ異なった物語が生まれる。それが交錯するデイスカッションでは話はダシガラ状態になってくることが少なくない。そんなカツオだしや、トンコツの片ずけをしながら、まだ懲りずにこんなブログを書いている。


by my-pixy | 2019-12-01 10:50
2019年 11月 10日
久しぶりのデンタルショー
久しぶりのデンタルショー_f0103459_09121687.jpg久しぶりのデンタルショー_f0103459_09122892.jpg久しぶりのデンタルショー_f0103459_10415248.jpg
どのみちそれほど名作ができるわけでもなく、泣く子と地頭には勝てずと諦めて、ブログ任せの記事のアップに切り替えてみました。

好天に誘われ新橋から初めての「ゆりかもめ」とやらに乗ってビッグサイトまで、ドバイでもきた様な異次元空間の始まりです。

京橋からタクシーで来たことはあったと思うのですが海の上をトロッコで渡って来たことはなかったので、これが今のトウキョウ!と驚きの連続でした。駅の数は10以上、数十分をかけて異国の旅は佳境に入ります。






下の写真は東京技研のブースでモルモットになっていた時のスナップです。
患者の体験を予備体験できるとのことでしたがどんな出番があるのかは?でした。


by my-pixy | 2019-11-10 09:14
2019年 10月 15日
長期経過から見えるもの
長期経過から見えるもの_f0103459_16181447.jpgこの週末は2019年最後の臨床基本ゼミです。日程は記録していましたがタイトルはお任せのままにしていました。パソコンの引越しなどでバタバタしていて、気がつくとなかなか難しいタイトルになっていました。長期経過症例はどちらかといえば得意なのですが、セミナーは相手があってのこと、前回の記憶などを思い出すとまたパーシャルデンチャーの話をしても関心は持ってもらえそうもありません。
急遽方針を変え、セラミックなど10年ほど前に関心を持っていた症例を見直しました。と言っても最近のジルコニアなどには全く関心がないので持っていません。長期経過ということでそれ以前のものにフォーカスを当てて画像を並べ替えました。パソコンが変わったりして少々手こずりましたが、横長の大画面で見ていただけるようほぼ準備は完了しました。
思いもかけぬ台風直撃で、被害を受けられた方も少なくありませんが、熊本方面の方はまずまずのお天気かと思います。

by my-pixy | 2019-10-15 16:21
2019年 09月 26日
補綴学のヒストリー
補綴学のヒストリー_f0103459_836885.jpg必ずしも企画してのことではなかったのですが、外来講師の力もお借りして、せラミックス、パーシャルデンチャーを回顧したことで、補綴領域の何かが見えてきたような気がしています。いずれも臨床を通しての考察ですから、簡単に白黒がつくことではありませんし、むしろ悩みは深くなったような気もしますが、少しばかりは進路が見通せてきたような感じもしています。何はともあれこんな子供から高齢者まで、いつも次を見据えて安らかな予後を迎えられることが願いです。

最先端の技法や超絶テクニックを駆使することも魅力的ですが、歯科医として臨床に直面できる日々も残念ながらそう長くはありません。一日一日の積み重ねを大切に、ヒストリーを積み重ねていくこと以上に確実な確実な進路予測はありません。

by my-pixy | 2019-09-26 08:23
2019年 09月 13日
間接法の危機
間接法の危機_f0103459_1546175.jpg振り返ってみると私が歯科臨床に入ってきた時は間接法の黎明期だった。鋳造冠を筆頭に全ての補綴物の精度向上のためにハイドロコロイド、チオコールラバー、シリコン印象材が精密鋳造のために競合していた。高速切削の進歩を生かすには印象材の進歩は不可欠だった。
太平洋戦争前に持ち帰られたその手法が、日本での戦後を開くことになったが、印象材はハイドロコロイドからチオコールラバーに変わっても、カッパーバンドの使用が日本ではスタンダードになっていた。
ハイドロコロイドとアルギンの併用印象は日本独自の方法で、広く普及することになったがその背景は歯周環境が改善されてからのことで1970年以降のことだ。
50年が過ぎた今、メタルやセラミックで築かれた間接法が、革新か崩壊かの瀬戸際に立たされているのではないだろうか。光学印象、CAD.CAMという怪物の出現が現実になりつつあるためだ。まだ現実にはなってていないが、各材料メーカーの内部ではスタッフの配置転換なども始まっているかもしれない。ある日突然、使い慣れた印象材の整理統合などがアナウンスされても不思議はないかもしれない。大学内でも日の当たる場所にはいなそうなパーシャル・デンチャーなどその最先端だ。

 1900年前後の写真のデジタル化が引き起こしたクライシスはまだ記憶に新しく、その余波は20年を経た現在も残っていて、基本ゼミの口腔内写真撮影も苦しい対応を続けているのに「光学印象」など恐ろしい限りだ。





間接法の危機_f0103459_9395764.jpg


by my-pixy | 2019-09-13 15:46
2019年 07月 19日
テレスコープやコーノスクローネの障壁
テレスコープやコーノスクローネの障壁_f0103459_10104576.jpg
 われわれの臨床ではテレスコープやコーノスは、2000年前後からスタディ.グループなどを中心にゆっくりと広がりを見せていった。しかし近年になってその足取りには陰りが見えてきた。その最大の原因は貴金属の高騰にあると言われているが、その他にもいくつかの要因があると思われる。

第二の要因は慢性的な技工士不足にある。各地の技工士学校では廃校が相次ぎ、名門だったところでさえ閉鎖に追い込まれている。更に卒後の就職先も狭き門になり、転職に追い込まれる新卒者のケースもよく耳にする。 こうした逆風を乗り越えることは容易ではなく、政治的な解決などは全く期待ができない。問題は技工士という職業の将来に何の夢も見出せないのだ。

 視点を変えて補綴の歩んだ道を振り返ってみると、歯周病をめぐる長い混迷を抜け出すのに半世紀を要し、メタルボンドに一次的な安らぎを得たものの、高齢者への対応には未だ道は開けていないのが
現状だ。デジタル化、AIなどめまぐるしく変わる近年の社会情勢を見聞きする中で、歯科臨床も抜本的に考え直す時にきているのは間違いない。そしてここでのキーワードが二次固定でテレスコープを活用する最大の出番なのだが、実現のための態勢が整っているとは言い難い。

by my-pixy | 2019-07-19 08:26