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タグ:義歯の機能とかたち ( 179 ) タグの人気記事

2020年 06月 09日
次の処置が必要となる時
歯科の臨床のほとんどは、日々の細かな処置の積み重ねでしかない。わずかな咬合調整が歯牙の動揺を減らし、対合歯との良好な接触をもたらす。しかし全顎にわた理想咬合を確立することは不可能で、デイスクレパンシーの解消も、オーラルリハビリテーションの確立も歯科医の夢でしかない。

全顎的な処置の追加処置が予測される時には、患者の年齢・予後の見通し・予想される追加処置・難易度・安定性が考慮されなければならないだろうが、中でも最も基本的なことは、その患者の過去に寄り添うようなスタンスではないだろうか。
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by my-pixy | 2020-06-09 07:32
2019年 12月 16日
歯科医学って何だろう・2
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智歯の話から始まった過去の自分の論文の見直しは、複雑なことにはならなかった。クラウンブリッジ・セラミックスなどと対象は代わっても、師と仰いで来た先生方はほぼ同系列の同年代の先輩で、私はその模倣に終始していたからだ。少し年月が経ち模倣した手法にほつれが出てきたこともあっったが、カッパーバンドの印象に始まるクラウンブリッジの問題などは、材料機材の進歩によるもので部分的修正が可能だった。

次の大きな壁はペリオに始まるパーシャルベンチャーの大きな壁だったが、ここでの課題に特効薬はなく1970年という年代が、プラークコントロールとともに重いドアーを開いてくれたように思う。いわば影の仕掛け人によってもたらされたことは幸せだったが、この事実は現在にまで尾をひくことになっている。

パーシャルデンチャーについての私のレポートは1970年に始まり、臨床ファイルシリーズに引き継がれてきたが、すべては事後の症例報告で反省すべき点は逐一記載してきた。現在は臨床第一線は退いたができる限りの情報発信はするよう心がけている。
今回も、急激に変貌していく歯科出版業界の変貌ぶりにまたペンを取り出した。




by my-pixy | 2019-12-16 11:45
2019年 12月 14日
歯科医学って何だろう
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 このタグは私のブロクの最大のテーマで、その解明を目指してあれこれと模索することが私の重要な臨床課題でした。数十年前の海外旅行から始まって、そのルーツを求めて模索を繰り返してきました。その過程では様々な気づきや発見もありましたが、ペリオがよく分からなかった1970年以前は、暗中模索で無駄な繰り返しも少なくありませんでした。
 咬合に関する諸問題などの糸がほどけてきて、進むべき道は次第にクリアになりましたが、それでも迷いは続きます。臨床の進路として大切にしてきた経過観察が、必ずしもその指針とはならないことが重くのしかかってきたからです。経年経過をどう捉えるべきか、目標設定は可能かといった自問自答が続きます。自分の職業寿命が残り少なくなる中での新たな命題です。挑戦ばかりで押し通しきた手法は通用しなくなりました。


by my-pixy | 2019-12-14 10:16
2019年 12月 12日
脱帽最敬礼
脱帽最敬礼_f0103459_14091164.jpgゴチャゴチャになってっていたブログを見かねて、昔からのネットのお友達が電話を下さいました。
一緒に画面を見ながら、HTMLの威力でバタバタといくつかの記事を手直しして下さいました。それに助けられて火曜会での発言のヒントも生まれ、懸案のプレゼンは1/10に省略されました。
例会は波風もなく終了し20年間の喉のつまりも無くなりましたが、次はそのまとめをどうしたものかと思案を始めました。まずはあまり必要もなさそうな記事のカットして、次のステップをと静岡地区のお友達を!とのぞいてみると、何と私がまとめたかった中間結論が申し分なく、バイリンガルでアップされているではないですか。一気に肩の荷物は無くなり好天にも恵まれ散歩に出てきました。
故障していた記念のシャーペンもどら焼きと一緒に帰ってきて、一気に春が来た感じです。



by my-pixy | 2019-12-12 13:41
2019年 08月 05日
臼歯部咬合支持に恵まれなかった症例
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古くからの患者さんで、始まりは上顎前歯部のメタルボンドでした。



プラークコントロールが定着しないうち、歯冠歯根比の悪かった下顎大臼歯を喪失し、2006年には左右に2つの片側遊離端義歯を装着することになりました。共に678欠損でしたが小臼歯の条件の違いで、支台装置はバラバラでもあえて統一はしませんでした。
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人生前半期のプラークコントロールも定着し、定期点検にも欠かさず来院されていましたが、
二つの遊離端義歯は健全なまま第3の小さな義歯が使われているようです。初診時のメタルボンドは2003年エンプレスに交換しました。人生50年ささやかな口腔内の遍歴です。

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もともと小柄な方なので、あまり飲んで欲しくない薬なのだが。

by my-pixy | 2019-08-05 13:59
2019年 08月 01日
テレスコープにパラ箔は不可欠
支台装置としてテレスコープを多用するようになった契機を考えると、クラスプから脱皮したつもりの歯冠外アタッチメントのトラブルや、すれ違い咬合に応用した根面アタッチメントなどからの移行が大半だった。当初は歯周疾患への対応に苦慮したが、1970年頃から状況は改善されていった。
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支台歯の軸面を6度前後に設定したのは、ブリッジの支台歯などの実績からであって、設計の必要からのことではない。海外製のミリングマシンも何台か使用したが、それらが設計を左右したことは少ない。回転防止のため軸面0度に設定したりすれば、操作性も着脱も困難になり実用にならなかった。

外冠内に貼付する箔はポーセレン焼成用のた白金箔からの転用だったが、その後、厚さ50ミクロンのパラジューム箔に変更した。上の写真はパラジューム箔打ち抜き用で内冠の大きさにより使い分けている。支台歯の残存条件が悪い場合などは、経過を見ながら追加する箔によって支台歯の負荷をコントロールすることもできるし、磨滅した箔の状態からそれまでの経緯をつぶさに見ることもできる。
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by my-pixy | 2019-08-01 11:56
2019年 07月 17日
いくつかの幸運が重なってテレスコープがRPDの中核に
1981年1月頃のことでした。ペリオの成り行きも少し見え始めて、暗中模索ながらテレスコープを使い始めました。既成アッタチメントには限界を感じていましたが、Eichnerの症例集などの見よう見まねで、クラスプサベーヤーだけが頼りでした。最大の適応症は67欠損の片側遊離端義歯でしたが、そん中にこんなケースも混ざっていました。
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既成アッタチメントには限界を感じていましたが17年後、思いもかけずこのような経過に再会し、テレスコープの信頼感は不動のものになりました。海賊版のミリングマシンなどを整備し、二次固定を目指したパーシャル・デンチャー時代が始まります。1998.12.25定期的なリコールもままならず、17年の年月が過ぎました。切端咬合だった前歯部などでは設計の不備も見られますが、装着時の思いはほぼ果たされていました。その後再び長いトンネルで次の経過は見られませんでしたが、この時の状態からは前回にような破局には至っていないことを確信しました。メタルフレームの作り方など細部の改良を続け、テレスコープを使用するパーシャル・デンチャーは着実な進化を続けてゆきます。
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by my-pixy | 2019-07-17 11:47
2019年 05月 13日
2019 臨床基本ゼミ・エントリー症例
2019 臨床基本ゼミ・エントリー症例_f0103459_1352755.jpg2019臨床基本ゼミ受講2019 臨床基本ゼミ・エントリー症例_f0103459_14155721.jpg16名の問題症例が出揃ってそれらをベースに、治療方針などのディスカッションを行いました。
 
下のパノラマX線写真は上の正面観と同じ症例ではありませんが、このように同種の症例を一覧していくことで、個々の問題や特異性などを比べたり、分類したり、まとめたりすることができるということを実感して頂き、興味ふかいディスカッションができました。

16症例それぞれについては、症例ごとに、先日のような5枚のスライドX線写真で状況説明と対処法などを説明して頂きましたから、相互でのキャッチボールもスムースにできましたし、類型化による処置方針の検討にも役立ちました。患者さんの年齢は60〜70歳が多数でしたが、年齢差も男女別の対応の違いや、術後の経過予測などにも役立ちましたし、口腔内写真の評価などのお土産にもなったろうと思います。

受講生側の足並みが揃えば、こんな風な有効な話し合いができるという、素晴らしい経験でしたし、相互の交流にも役立ったと思います。宿題を残した人もありましたが、9月、最終ケースプレとどんな風に発展していくか楽しみですし、脱落者は出ないだろうと思われます。

by my-pixy | 2019-05-13 09:02
2019年 04月 21日
受講生の悩みは「理想的な補綴設計」とのことだが
受講生の悩みは「理想的な補綴設計」とのことだが_f0103459_9463932.jpg
今年の基本ゼミで、われわれの班に症例応募をして下さった方から、タイトルのようなメールが届きました。こちらとしては「どんなケースに困っているのだろう」がいつも頭から離れないクエスチョンですが、その対極にあるのがこの悩みだとすると、何かすれ違いを感じます。最大の問題は「悩み」と「究極の補綴設計」の間にあるギャップです。
 上の画像は昔々、クラウンブリッジが一段落してパーシャル・デンチャーに足を踏み込んだ当時の心境をイメージ化しようと苦心した時のものですが、その後も欠損歯列という壺の中身をめぐっては何度か使いました。
 中身は多少変わっても、入り組んだパーシャル・デンチャーの問題を話し合うには、これしかないかと再登場させました。中の歪んだ文字にもそれぞれ意味があります。

 ただ甘やかしてばかりでもいけないので、可愛いい受講生のポートレートも1枚!。マナーも知らないと美味しいご馳走にはありつけないのはイレバも同じです!。個歯トレーは試してみましたか ? ? ?。
次回にほそんな画像もぜひ見せて下さい。そこから読み取れるものは少なくないはずです

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by my-pixy | 2019-04-21 08:52
2019年 03月 08日
愛知・もくあみ会
昨年の新潟でのもくあみ会に続いて、今年は来週、名古屋で開催されることになっています。来年ほ熊本ということになっているようです。おかげで東京の方は2019基本ゼミの方に集中できているようですが、何と無く出番はあるので言い出しのツケは回ってきます。そんなことでもなくては認知症が進むばかりですから、無い知恵を絞ってパソコンと格闘していますが、話題はどうしても昔話になってしまいます。
今回の準備中気がついたことは、1980年代にドイツのEichnerがE.Korberと一緒に来日していたことと、最初の二重金冠のパーシャル・デンチャーの話などです。われわれの学生時代も縫製冠だったクラウンのルーツは、われわれのクラウンブリッジのルーツでしたが、今になってもそこは忘れてはいけないことのようです。
今日の写真は1968年のスエーデンの技工所での1枚ですが、私が歩いた数十年はこの1枚にすべて写っています。今月の2つのセミナーはこれを辿ることでノルマは果たせそうです。
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by my-pixy | 2019-03-08 11:33