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2013年 12月 21日
院長コーナー
先週末からせっせと働いてどうやら片がつきました。写真・パソコン関係をデスクの周囲に巡らし、スキャナー、X線、スライドのデュープなどまで椅子を回転するだけで処理できます。デスクトップ・ノートパソコンは共用ですから、ケーブルを外せばモバイルにもなります。通常は2モニターですがノートの蓋を閉めればお気に入りの小物達が全員整列、キーボードなしで紙と鉛筆の世界には入れます。こども達は時々交替でお休みしますが、左端のFontenelle先生から頂いたアフリカの女性と、白雪姫と7人の小人のちびだけは常勤です。
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by my-pixy | 2013-12-21 09:13
2013年 11月 07日
歯の接触と咬合位
f0103459_96520.jpg近いようで遠い道のりでしたが、ようやく本日よりご注文をお受けできる状態になりました。これまでの経験で製作ステップは決まっているので、気心知れた仲間に任せておけば、手つかずで一冊が仕上がる!などと思っていました。 しかし数人でも組織は組織、始めて見るとその不備が次々に問題になり、なかなか一本にまとめることはできませんでした。

この号の中では立場が大きく異なり、しがらみもそれほどない石巻の三宅先生がまっ先に完成し2ヶ月近く足踏みをして頂くことになりました。はじめにお話しをうかがってからは1年近くが過ぎたと思います。タイトルとして使用する写真の選択もいろいろ思いはありましたが、震災後まもなく臨床歯科を語る会実行委員長としてお見舞いに行かれた時の、松井宏榮先生のスナップを使用しました。

ご注文はいつもの通り、リヤカーを引くトロ君からお願いします。












独活の木書房

by my-pixy | 2013-11-07 14:19
2013年 10月 23日
偏在とすれちがい・2
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11月17日のワークショップに症例を提示して頂いている先生から第2弾を送って頂きました。
2012年と2013年での6症例ですが患者さんは62才から74才までで平均68.2才です。残存歯は15〜16歯ぐらいですが申し合わせたような偏在一色です。

すれちがいや偏在には半世紀にわたり並々ならぬ関心をもってきました。近年めっきりその数が減り絶滅危惧種かと思っていましたがそんなことはなさそうです。私があまり喜ぶのでメールの件名は「宝の原石」になっていました。東京から遠くはないところですから折を見て見学に行ってみたいものです。

 パーシャル・デンチャーにからんで、咬合崩壊症例が若い歯科医にとって喫緊な問題と思ってきましたが、これだけの予備軍が東京近郊でも発見されたとなると○○のシーラカンスなどと冗談もいってはいられません。同世代の後期高齢者をインプラントやCAD.CAMの餌食にしないために、なぜこうなったのか、これからどうなるのかに本気で取り組まなければなりません。人にとって歯とは何か?ワークショップにもいよいよ力が入ってきます。

 いくら患者さんの要望だからといって、この年代のこれらの症例に一次固定をベースにした全顎的補綴を行えば術後対応がきわめて困難になることは見えています。10月18日トップのケースがその象徴です。その前の状態で人生後半の補綴設計を考える必要があるので、この6症例は何れも重要なターニングポイントにあると思われます。後期高齢者といえ6人6様でしょうが、70才を寸前にあまり負担をかけず、種々な変化にも対応しやすい方法は!ということが最優先課題になるべきは当然でしょう。

by my-pixy | 2013-10-23 16:58
2013年 09月 30日
フルマラソンから短距離へ
f0103459_14334615.jpg ブログでは語りきれない長い、長い物語です。1944年生現在69才の男性です。どちらかといえば友達付き合いが主で問題が切迫すると医院の入り口から現れるというというひとでした。極度の痛がりやでスケーリングをするだけでも緊張で汗びっしょりになるのでバスタオル持参で来院されていました。
 40台から歯周病は深刻で無歯顎をちらつかせて抜本処置を迫りましたが、ブラッシングさえ改善できませんでした。聡明な人でデザインセンス抜群、スポーツは万能、スキーはもちろんのことフルマラソンでも半端ではないタイムを保持していました。1998年2枚目のパノラマの頃には自然脱落が続き仮義歯のようなレジン床義歯が欠かせなくなりましたが、それでもおみこしは挙がらず度重なる義歯破折への対応はスタッフ任せになっていました。技工室で模型は見てもご本人と話すのは歯以外の話題という状態が10年近く続いたでしょうか。何か風向きが変わってきました。
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 度重なる義歯修理に音を上げていたのはわれわれの方ですが、いよいよ無歯顎が近づいたからか、還暦を過ぎたからか、若い女性勤務医に気を許したのか、義歯を再製することになったようです。黒子の私にはよく分かりません。技工室でパーシャル・デンチャー用の個人トレーを準備していたことや、破折防止策の補強線を張りめぐらしているのは見ていました。
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それから2〜3年が過ぎ、メインテナンスで来院した時に久しぶりで口腔内を目にしてびっくりしました。あの浮腫性の歯肉は何処へやら、歯と引き替えに輝くような歯肉が何処からかやってきていました。昔からお酒もたばこも飲みません。60台に変わったことはフルマラソンを止めて100メートルに転向、70才寸前で13秒台だそうです。

 あんな歯でしたから咬合力は強いはずはなく、顎堤吸収は微少、唯一の咬合支持歯こそ咬耗していますが、保険用人工歯も歯ブラシで減っているぐらいです。3/4犬歯ですが、咬耗した左上犬歯のエーカース鉤のレストは無くなり鉤腕上面は支台歯と同じ面ですり減っています。程良い混合負担ということでしょうか。私の出番はまったくなくナイトガードも不要です。不慮の出来事がなければ、まだ30年位元気そうですが、上下一対の犬歯が咬耗しながら咬合を支えて行くでしょう。結局、私は終始、傍観者として関わりをもっただけでしたが今後のために良い勉強になりました。

by my-pixy | 2013-09-30 12:46
2013年 07月 27日
Vol 3 咬耗と挙上と年齢と
f0103459_910158.jpg いつものことですが締め切り最終段階でねばっているため仕上がりは一日二日遅れ気味です。オンデマンド印刷で印刷の縛りを大幅に排除した上で、出版社にお願いしていたレイアウト、原稿のチェックなどの作業も自分のテリトリーの中に持ち込みました。暇をもてあましている老人ならではのことですが、これで読者との距離は縮まりましたが、まだまだ勉強しなければならないことだらけです。

 先日は忙しい印刷所のオペレーターまで出張して頂いて画像調整の打ち合わせもいたしましたが、反動で来週からはキャリブレータ、ディスプレーのフードなどまで調達するはめになりました。クオークやインデザインなどまでは踏み込みませんでしたが、素人用編集ソフト Pages には振り回されています。
 こんなことをやっている間に肝腎な長期経過症例が品切れになりそうですが、今回も患者さんの年齢という切り口で全額症例を見直すことで、見えてきたものは大きいと思っています。あと1〜2冊まとめれば、バインダーやアルミプレートなどをお買い上げ頂いた方にも、サギ商法だなどと云われないですみそうです。少しペースダウンはしますが年内到達を目指して行きます。

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by my-pixy | 2013-07-27 16:59
2013年 04月 11日
バインダーはこちらへ NEW
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[伊東屋オンラインストア]にて販売できるように急遽登録していただきました。
現在はメーカーにて在庫切れになっているそうで現在製作を急いでもらっています。工場の作業工程上2週間程度の時間がかかりそうですがたった一日で昨日の記事は不要になりました。
ここから購入可能です。

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by my-pixy | 2013-04-11 11:38
2013年 04月 01日
待ちに待った四月一日
毎日バタバタしていますが、日々これ新たで、緊張感はバッチリです。
できるだけ間違いなく早く届くよう努力します。

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by my-pixy | 2013-04-01 07:55
2013年 03月 24日
KA367・臨床ファイル
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 ようやく後一週間でバインダー型の臨床ファイルⅤがお目見えします。姿かたちは24ページのパンフレットですが、経過に乏しいインプラントとは異なり、最長40年を越す長期経過症例の観察レポートです。画像はその前半の内容ですが、1枚ずつの画像に撮影年月を克明に記載していますので是非データを画像と合わせてご覧下さい。
 現在は1冊だけですが、目下第2回分を製作中で5月連休明け頃には刊行予定です。その後、機の向くままに以下のようなテーマをまとめるつもりです。

  1. 1970年代、術者が30代だった頃の症例
  2. アーカイブス・難症例との葛藤      第3回発刊予定
  3. 4本の犬歯に関わる症例         第2回発刊予定
  4. 下顎智歯にまつわる症例
  5. 片側性のパーシャル・デンチャー     2013.4発刊
  6. 下顎前歯とシングル・デンチャー
  7. 長期経過症例1.
  8. 長期経過症例2.

 いずれ、数冊になる日も夢みて、専用バインダーも用意しています。正規版「臨床ファイル3」には採用されなかったアルミプレートも出番を待っていますが、ご要望があれば前倒しで出荷できます。
 中身の印刷物を含めすべて個人販売でメールでのオーダーフォームなども目下製作中ですが、印刷物の予定価格は、送料込み消費税別で2000円。抜き差し自由なバインダー(下図}は送料が確定していませんがアルミプレート1枚こみで同程度になるかと思います。
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by my-pixy | 2013-03-24 14:03
2012年 05月 15日
2011.12 傾斜歯の続き
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f0103459_15394823.jpg 昨年の暮れの続きです。6のTekから遠心延長したポンティックで遠心舌側方向にアップライトし、有髄歯のままアンレーをテレスコープに変え、5の遠心に設けたキーウエイと連結して補綴しました。ほぼ半年ですがミニデンチャーはレストとも安定しており、6の近心および分岐部にも改善が見られました。

 義歯の脱着もティシュペーパーで外冠部をもてばちょうど良いきつさで、安定しているようでほっとしました。最近は高齢の患者さんに、こうした省エネ補綴をすることが多くなりましたが、固定するよりは可撤性にする方が双方にとって安心です。ブリッジと同じ形態ですから、旅行中などは装着したままでブラッシングをして下さいとお話ししています。

 始めは不安半分だった患者さんも、半年後には全員がミニデンチャーファンになり、着脱にして良かったと云っていただいています。すっきりした形はメインテナンスにもプラスになっているようで、新らしく手にされた愛玩品は大切にされているようです。

 メジャーコネクターやマイナーコネクターを脱ぎさって、パーシャル・デンチャーは大きく変わりました。それを可能にしたのは一本の移植やインプラントによる歯列の改変ですが、それがまた新たな発想を呼び込んだような気がします。

by my-pixy | 2012-05-15 15:41
2012年 04月 11日
シングルデンチャー
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 3月14日のシングルデンチャーをブログにアップしたときから、このテーマはいつか取りあげなければならないと思っていました。準備期間は足りなかったのですが、昨年の欠損偏在に続き今年の火曜会ケースプレをこの話題にしました。2004年に同種のテーマを発表しているのですが、準備をする中で8年前とは打って変わった内容になっていきました。
 前回はシングルデンチャーが避けられない一症例を追って経緯でしたが、症例自体の難しさに加えて、バブル崩壊などに振り回される患者さんの事情も加わわり泥沼のような物語でした。いま考えると術者自体もともに濁流に流されて行く中で、何を訴えるかまとめられる状態ではなかったようです。

 それに較べると今回は資料もまとまり「・・・を考える」というタイトルに負けない内容になったと思いますが、最後の字幕はプレゼンのまとめを通り越して「最近思うこと」になってしまいました。字幕の最初の言葉は、咬合崩壊の患者さんは60才ぐらいから70代、80代に拡がっていますが,少数歯の欠損と違って歯周病、歯列のくずれ、多数歯欠損、咬合低下など多様な問題の複合ですから、解決は一筋縄ではではゆかなくて当然という話しです。

 受圧に問題がある場合は、小数の移植やインプラント植立で事態を改善できる場合もありますが、すれ違いやシングルデンチャーによく見られる、加圧要素が事態を悪くしている場合には、その戦略的抜歯が最適な処置であることが明白でも、患者さんの心情を考慮すると術者にとってもにとってもなかなか決断はできません。
 問題が過去の歯科治療に根ざしていても、それを指摘することにはむずかしさがありますし、若い歯科医の意見を聞いて下さる患者さんは少ないものです。勤務医の人たちと年配の患者さんとのやりとりをはたから見ていていつも感じることです。

by my-pixy | 2012-04-11 16:33